要経過観察?!血液検査で気になる「コレステロール値」とは。
作成日:

健康診断、行かれましたか?中でも気になるのは血液検査の結果。 血糖値や貧血も気になりますが、歳を重ねると気になるのがコレステロール値。 低いとダメなHDLコレステロール、高いとダメなLDLコレステロールをしっかり詳しくお話ししましょう!
そもそも「コレステロール」とは?善玉と悪玉の違いって何?

コレステロールは、脂質の一種です。細胞膜や、脂肪の消化を助ける胆汁をつくるために必要なもの。
コレステロールと聞くと体に悪いイメージがありますが、それ自体は、体になくてはならないもののひとつなのです。
コレステロールは肝臓で作られ、血液によって全身に運ばれます。
その際にHDLコレステロール(善玉コレステロール)であれば余分なコレステロールを持ち帰り再度肝臓へ戻ることが出来ますが、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、肝臓に戻ることができず、血管の中に余分なコレステロールを残してしまいます。これが善玉・悪玉の違いです。
この余分に残ってしまったものが血液の中で酸化すると、動脈硬化などの血管の病気に繋がってしまうのです。
血液検査で気になる4つの「脂質」項目

まずはじめに善玉と呼ばれる「HDLコレステロール」、そして悪玉の「LDLコレステロール」、「総コレステロール」、そして「中性脂肪」です。
これらはどんなもので、どんな病気を引き起こすのでしょうか。また、正常値・異常値などもまとめました。
①HDLコレステロール(善玉コレステロール)
先に説明のあった、いわゆる「善玉コレステロール」。HDLは「High density lipoprotein」の略です。
Lipoproteinは訳すと「リポタンパク質」。脂質であるコレステロールは、水(血液)の中に溶け込めないため、タンパク質と結合した状態になって運ばれます。これをリポタンパク質と言います。
High densityは高密度なので、直訳すると高密度リポタンパク質となります。脂質よりもタンパク質が多い状態なのです。
さて、この数字ですが40mg/dl以上あれば問題なしと判断されます。35~39で要経過観察、34以下だと要治療です。
このHDLコレステロールが少なすぎる(血液中の余分なコレステロールを回収する力が低い)と「脂質異常症」の中でも「低HDL-コレステロール血症」と診断され、動脈硬化性疾患(心筋梗塞・脳梗塞)になりやすいと言われています。
②LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
次に、「悪玉コレステロール」。LDLは「Low density lipoprotein」の略です。
つまり、低密度リポタンパク質です。タンパク質よりも脂質が多い状態になります。
この数字は60~119mg/dlであれば問題なしと判断されます。120~179で要経過観察、59以下または180以上で要治療です。
このLDLコレステロールが多い(血液中の余分なコレステロールが回収されずに貯まりやすい)と「脂質異常症」の中でも「高LDLコレステロール血症(120~139は境界域高LDLコレステロール血症)」と診断され、こちらも動脈硬化性疾患(心筋梗塞・脳梗塞)になりやすいと言われています。
③総コレステロール
そして「総コレステロール」。コレステロールにはいくつか種類がありますが、それらの種類関係なく測定したものが総コレステロール値です。
この数字は130~220mg/dlであれば問題なしと判断されます。
総コレステロールが多いと、HDL・LDLと同様に動脈硬化性疾患(心筋梗塞・脳梗塞)になりやすいと言われています。
④中性脂肪
最後に「中性脂肪」。先に上げたコレステロールは細胞やホルモンの材料ですが、中性脂肪はそれとは異なり、「エネルギー源」です。
甘いもの・脂っこいもの・糖質の食べ過ぎなどによって余ったエネルギーが中性脂肪に変化し、皮下脂肪や内臓脂肪となって蓄えられています。
身体を動かすエネルギーの代表的なモノとして「ブドウ糖」がありますが、それが足りなくなった場合に使われる2番バッター。一概に低ければよいものではなく、大切なものなのです。
「脂肪」という名前がありますが血液中に存在する脂肪なので、体脂肪などとは異なり外からは分かりません。
この数字は30~149mg/dlであれば問題なしと判断されます。150以上で要治療で、「脂質異常症」の中でも「高トリグリセライド(中性脂肪)血症」と診断され、悪玉(LDL)コレステロールが増えやすくなると言われています。
中性脂肪が高くなると善玉コレステロールが減少し、悪玉コレステロールは粒子が小さくなる、つまり余計に動脈硬化を進めてしまうことが分かってきました。中性脂肪はコレステロールと密接な関係があるのです。
コレステロール値が異常になる原因とは

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高くなる原因としては、コレステロールや飽和脂肪酸が多い食事が原因になりやすいと考えられています。魚卵、卵黄、レバー、バターや生クリームなどの動物性脂肪、トランス脂肪酸を多く含むクッキー、ケーキなどの甘いものを摂りすぎている可能性があります。ほか、コレステロールを排出する食物繊維が足りていない、などです。
中性脂肪が多くなる原因は、主にアルコールや糖質の過剰摂取。お菓子や、甘い飲み物が原因です。
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低くなるのは、喫煙や運動不足のほか栄養不足、糖尿病(予備軍含む)などが原因だと言われています。
今流行中の糖質制限ダイエットなどでは、糖質を減らし動物性たんぱくを摂りすぎることから、「中性脂肪が低いのにLDLコレステロールが高い」などの状態に陥ることもあります。
コレステロールを正常にするにはどうすればいい?
①食生活を改善する

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い人は食物繊維の多い食品(玄米、麦・雑穀米、野菜、海藻、きのこ類など)を増やしましょう。
そして脂身の多い肉類、卵、生クリーム・バターなどの飽和脂肪酸・スナック菓子やケーキなどに多く含まれるトランス脂肪酸を控えます。
中性脂肪が高い人はEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸の多い青魚(サバ・さんま・マグロなど)や、豆腐・納豆などの大豆製品を代わりに摂るように心がけましょう。
②30分以上の運動を週3日以上続ける

厚生労働省のガイドラインでは「中強度以上の有酸素運動を中心に定期的に(毎日合計30分以上を目標に)行うこと」が推奨されています。
中等度以上の有酸素運動はウォーキング、速歩、水泳、歩くような速さのような軽いジョギング、自転車などです。
短時間の運動を数回に分けてでも問題ないので、1日の合計 30分以上の運動を毎日(週3以上)実施できるよう心がけてください。
一駅歩いてみる、エレベーターを階段に変える、などの些細な運動から始めることができます。
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い人は、運動が特に効果的だと言われています。
③禁煙する

喫煙をすると、血管の収縮が起き、軽度の一酸化炭素中毒状態となります。酸素が欠乏すると血液が固まりやすくなるため、いくらコレステロールを下げても動脈硬化を進行させてしまうことになります。
家族が喫煙者、と言う方は受動喫煙にも気を付けましょう。
HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い人は、特に意識してみてください。
HDLコレステロール(善玉コレステロール)と中性脂肪の密接な関係

中性脂肪が増えるとHDLコレステロール(善玉コレステロール)が減ってしまうことから、中性脂肪を減らすことが間接的に善玉コレステロールの増加につながると言われています。 HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い、という方は中性脂肪を減らすことについても着目してみてください。
当サイトおすすめの青汁

野菜不足が気になってしまったら、青汁などのサプリメントもおすすめです。
不足しがちな食物繊維や野菜の補給に!「ミネルヴァ 京野菜入り宇治抹茶青汁」
3種の京野菜(聖護院かぶら、堀川ごぼう、京ニンジン)と大分産大麦若葉、高知産ケール+野菜発酵エキスをバランスよく配合した、祇園京都の祇園にある宇治抹茶の名店”辻利”の”石挽き抹茶”がおいしい!牛乳で割って抹茶オレ風にもできる抹茶青汁。
ご家族皆様の野菜不足解消にどうぞ。
【1杯の青汁で】
レタス1/2個分の食物繊維・ブロッコリー2個分のβカロテン・めざし約2尾分のカルシウム・生しいたけ約5個分のマグネシウムを摂取!
・緑黄色野菜約30g相当分
・食物繊維 約1.9g
ミネルヴァ京野菜入り宇治抹茶青汁の使用感クチコミ

親知らずを抜歯した時に色々かみ砕けないところ野菜不足が気になって、青汁生活スタート。
牛乳で割って飲んでますが、もはや抹茶オレ。
これで野菜摂れてる?って不安になるくらいです。笑
普通にご飯食べられるようになってからも飲んでます。美味しい。
おわりに
健康診断でコレステロールに異常がみられる人は男性に多いというイメージがありますが、女性は30歳代で上昇し始め「女性ホルモンを作らなくなる50代以降」に急激に上昇すると言われています。
生活習慣はすぐには変えられないもの。今から健康的な生活をして、血液をキレイな状態で過ごしましょう。
美プログラムでは美肌を目指すみなさんのためにおすすめアイテムを取り扱っています♪
こちらよりアイテムをチェック!